トレバー・ノア
最近読んだ本。
アパルトヘイトの終わりかけの頃に、黒人と白人の間に生まれた混血児。
彼の幼少期から青年期にかけての話なんやけど、そのお母さんがすごい。
アパルトヘイトは白人が黒人を管理していた時代。黒人はバスやレストランなどいろいろ規制されており、白人からは人としても見られていなかった時代。
そんな時代でも自分の信念を貫き、自分の子供には勉強をさせ(黒人は勉強をしても意味がない時代とされていた)、自らも白人のように自由に生活していた。
もちろん黒人が白人のような行動を取ると捕まることもある。
そんな母親に育てられ、いたずらっ子だったトレバー・ノア。アパルトヘイト時代の混血児は存在そのものが異常だった。
なぜなら白人と黒人が交わるというのは、当時はあり得なかったから。(実際にはセックスはあっても子供を産むとか結婚するのはあり得ない時代)
生まれたことが犯罪と言われるようなトレバーは、たくましく生きていく話やねんけど、これが本当にいい話で。
生きるということを学ばされる本。どんな環境でも楽しめる考え方を持つのは重要だと思わされた。
人生楽しんでいかなくちゃ。
あとお母さんとの関係性がめっちゃいい。
こんなおかん自分やったら無理かもしれんけど、素晴らしい関係性だなと思わされる。
オススメの本です。