世界を変えた14の密約②
どーも。
相変わらず面白い本。
世界を変えた14の密約で、病気について考えなあかんなぁと思うことがあった。
人の肥満度を図る指数として、世界で1番有名なのが、たぶんBMI指数。
そのBMI指数を作ったのって医者じゃないんよね。
実は保険会社なんよね。
あるアメリカの保険会社の人が肥満度が高い人ほど保険料を多く払ってることに気がついて、肥満と言われる人を増やせばもっと儲かる!と思って、
指数を作り、ある一定の数値を超えたら肥満と定義したんやけど、その基準となる数値は特に医学的に根拠なく、なんとなくの数値(統計的な数値ではあると思うけど。)にして、
アメリカ国民の肥満の割合を一気に増やして、不安を煽り、保険料上げて、儲けたのが始まり。
製薬業界では今まである病気だけだったらいつかは限界来るから、病気を作り出さないと儲からんよね。
1980年代はじめのレーガン政権の時に製薬会社から大学の研究室への資金提供が可能になって、そこから大学は製薬会社のために臨床実験を行なって、新しい病気(新しく定義する)を作り出してた。
その結果ADHD、躁うつ病、PTSD、メタボ、生理前症候群などが広まった。
そんなに対した人症状じゃなくても病気と診断されるように枠を広げて、患者数を増やしていく。
そうすると薬が売れるという流れ。
製薬会社の理想は全員が薬漬けになることを望んでる。そのためには、健康な人もグレーな病気にしていくしかないよね。
逆に重要な病気には気をつけんといけんし、
いろいろ勉強しないといけませんな。